INTO THE WILD
1人の青年が金や社会のしがらみや
人間関係から羽を伸ばし
広大な自然が広がるアラスカの荒野を
目指し旅をする物語。
作中に出てくる言葉で、
人生の楽しみは人間関係だけじゃない
という言葉があった。
これは物語の核に迫るもので
社会には当たり前のように
働く人がいて好きな人がいて
血を分かつ人がいる。
けどその前に自分自身がこの地に立って
意思決定をし今を生きてる。
その一挙一動を意識し、
自分を知って自然と共生する選択もあるという力強いメッセージだと自分は思った。
だが言った主人公クリストファーの
無意識的な気持ちの裏返しの言葉
だとも思う。
あと、1番心に残ったのが
海で夫婦と語り合うシーン。
何よりも真理を与えてくれという
クリストファーの傲慢さや、
自分自身に向けた奮い立たせる言葉など
極限な環境に身を置こうとするその姿に自分も投影していた。
結局、この物語を通してクリストファーは家族のことがきっかけでその環境に嫌気が差し、自由を求めるが最期は死んでしまい本当に得たかったものを得れなかったと思う。
誰かに命を与えてもらい
人と人が関わり合う、
人間として生まれた上で
自分が思う本当の自由は
だれかに与えることだと思ってる